看護学校の頃には看護技術や疾患、薬学などについて勉強します。しかし看護における全ての知識を網羅するような勉強はできないでしょう。なぜなら、疾患や薬の種類が多すぎて学生の間だけでは学びきれないためです。
つまり、看護師資格を取得してからが本当の勉強の始まりになると言えます。現役看護師になると配属される病棟が決まります。総合病院の場合には配属される病棟によって、学ばなければいけない内容が全く違い、より専門的な知識が求められます。
また現役看護師として働くと患者の受け持ちを行い、看護計画を立案する必要があります。看護計画はその患者の疾患をしっかりと理解し、今後の方向性を決定するものです。そのため疾患を理解していない場合には、看護計画を立案する事すら出来ません。受け持ち患者の家族と情報交換会を行う場合には、患者の家族に質問をされた内容に対して正確に返答する事が求められます。
その他にも記録の書き方や医療用語、検査キットや検査データの見方も知っておく必要があります。ただ検査データを眺めるのではなく、そのデータから予測される事まで考えることも重要です。
病院によっては看護研究を行う事もあるので、看護以外に論文の書き方も学ばなければいけません。現役看護師は変則勤務があり時間にゆとりがありませんが、疑問に思った事はその日の内にしっかりと理解することが大切です。ベテランの看護師であっても医療は日々進化していくので、継続した勉強を行っていき、最新の知識を取り入れる必要があります。

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